鋼構造物の点検・調査

磁紛探傷試験(M.T)

点検・調査概要

磁紛探傷試験(M.T)は、主に鉄鋼構造物の表面や近表面に存在する微細な亀裂や欠陥を検出するための非破壊検査手法です。

点検・調査手段

この試験は、まず対象物に磁場をかけ、次に鉄粉や磁粉を使用して行います。対象物が磁化されると、もし亀裂や欠陥が存在する場合、その部分に磁粉が集まりやすくなります。これにより、目視で確認できないような微細な欠陥でも、容易に発見することができます。

メリット

この方法の利点は、迅速かつ簡単に実施できることです。特に、橋やトンネルなどの構造物では、定期的な点検が重要ですから、短時間で多くの情報を得られるM.Tは非常に有効です。また、試験に使用する機器が比較的軽量で持ち運びが容易なため、現場での実施もスムーズです。
磁紛探傷試験は、金属材料に特化しているため、鉄や鋼を使用した構造物に対して非常に効果的です。これにより、安全性向上や維持管理の効率化が図れ、公共インフラの信頼性を確保することができます。したがって、M.Tは、橋やトンネルの点検において欠かせない手法となっています。

超音波探傷試験(U.T)

点検・調査概要

超音波探傷試験(U.T)は、構造物の内部にある欠陥を検出するための高度な非破壊検査手法です。

点検・調査手段

高周波の超音波を用いて、対象物に音波を送信し、その反響を分析することで内部の欠陥を見つけ出します。超音波は、金属やコンクリートなどの材料を透過する能力が高いため、非常に精度の高い検査が可能です。

メリット

U.Tの利点は、内部の亀裂や空洞を深い部分まで検出できる点です。これにより、表面には見えない構造的な問題を早期に発見することができ、事故や故障を未然に防ぐことができます。また、超音波探傷試験は、さまざまな材料に適用できるため、鉄鋼構造物だけでなく、コンクリートやプラスチックなど多様な構造物にも利用されています。
特に橋やトンネルなどの公共インフラにおいて、その安全性を確保するために重要な役割を果たしています。定期的なU.Tを行うことで、構造物の健全性を維持し、長寿命化を図ることが可能です。これにより、公共の安全を守り、安心して利用できる環境を提供することができます。

機器を使った点検・調査一覧