報告書作成 現場調査が終われば報告書作成があります。 現地にて記録してきた損傷及び写真整理をしていきます。 現場に行った人しか分らない事があるので、現場担当者と内業者2人1班で報告書作業をに入ります。 記録用紙を確認しながら内業班に説明するのですが、記録用紙を人に見せて判り易い状態であるのがベストです。 損傷図は、現場で入手した情報をExcel、AOTOCADソフトを使用し報告書としてまとめます。
報告書作成 電磁波レーダに配筋位置及びかぶり厚さのデータを記録してきているのでパソコンへ取り込み、鉄筋位置と走査位置の写真等をAutoCadソフトやExcelを用いてデータを報告書として作成していきます。
中性化試験 中性化とは、コンクリート中の水酸化カルシウムが大気中の二酸化炭素と反応し、炭酸カルシウムに変化することによって起こります。 コンクリートコアによるサンプル採取を行い、中性化の進行状況を調査します。 コンクリート表面に、フェノールフタレイン溶液を噴霧して、コンクリートの中性化深さを測定する方法である。
塩化物イオン含有量試験 コンクリート中の鋼材(鉄筋など)が、塩化物イオンにより腐食・膨張を引き起こし、コンクリートのひび割れや剥離を起こす現象。 試験は、深さ方向の塩化物濃度を分析し、鉄筋の発錆限界である塩化物濃度が、コンクリート部材のどの位置にあるのか、また塩化物による鉄筋腐食がどの程度進行しているかを把握する調査である。
推定圧縮強度試験(シュミットハンマー法) コンクリートに打撃を加え、返ってきた衝撃の反射の強さを図ることでコンクリートの強度を測定する方法です。コンクリートを破壊しないで強度の測定をする最も簡単な方法です。 測定器の突起部をコンクリートに密着させて押しこんでいくと、あるところでポーンと衝撃がきます。
中性化深さ試験(ドリル法) 中性化深さの測定に電動ドリルの削孔粉を用いることで、従来のコアを用いる方法より簡易的に試験を行います。NDIS 3419『ドリル削孔粉を用いたコンクリート構造物の中性化深さ試験方法』として提案されています。
不同沈下測定調査 建物の基礎・杭や地盤が、一つの建物の中で場所によって異なる沈下が生じることです。建物にひび割れが生じたり、傾いたりする場合があります。基礎地盤が不均一(地盤の強度不足,空隙の存在,軟弱層の傾斜など)であったり、造成が不十分であったりすることが主な原因で、不同沈下が生じてしまう場合があります